BugTrack-plugin/398

非ログイン状態でのページ閲覧結果をログインしたままで確認するためのプラグインパッケージ

「BugTrack-request/43：一般ユーザーにはどう見えるかを一目でわかるように」でご要望がありました機能を実現するためのプラグインパッケージです。

ログインしているときに、ログアウトしなくても非ログイン状態でのページ閲覧結果を表示することができるようになります。主に次のような使用を想定しています。

ページ作成時にはページの閲覧権限を「非ログインでは閲覧不可」にしておき、ページ完成後に一般公開するという運用において、作成中で公開前のページが公開後にどのように表示されるかを確認する。

すなわち、具体的には次のような機能になります。

ログインしないとトップメニューに「一般閲覧」メニューは表示されず、機能の利用もできません。

構成：添付ファイル showas0.20090314.zip(540) に含まれるファイルは、次の 2 つです。
- plugin/_ex_as0/Install.pm
- plugin/_ex_as0/ShowPage.pm
インストール：
1. showas0.20090314.zip(540) をダウンロードし、FSWiki の動作しているサーバに展開してください。
2. 管理メニューのプラグイン設定から、「_ex_as0」プラグインパッケージを有効にしてください。

とりあえずバージョンに依存しないように作ったつもりですが、極端に古いバージョンでは動作しないかもしれません。動作確認は、FSWiki 3.6.2, 及び FSWiki 3.6.3 にて実施済みです。

次のコアメソッドをオーバーライドしますので、このメソッドをオーバーライドする他のプラグインと併用すると正しく機能しない場合があります。
- Wiki::get_login_info()：FSWiki 3.6.3 相当のログイン情報キャッシュ機能を、過去のバージョンでも使えるようにするためにオーバーライド。
FSWiki 実行時のプラグインインストールフェーズにおいて、本プラグインの機能が有効になる前に Wiki::get_login_info() からログイン情報を取得して処理を行うプラグインが存在すると、その処理に対しては本プラグインが機能しません。よってその場合には、非ログイン権限での本当の閲覧結果と異なる結果になる場合があります。
- これを避けるため、本プラグインパッケージが一番最初にインストールされるように「_ex_as0」というプラグインパッケージ名を付けました。「_ex_as0」が管理メニューのプラグイン設定ページで一番上に表示されていれば、本プラグインパッケージが一番最初にインストールされます。
その他、閲覧権限関連の挙動を変更する他のプラグインとの併用で正しく機能しない可能性があります。

本プラグインパッケージを有効にすると、上記の通り Wiki::get_login_info() に FSWiki 3.6.3 相当のログイン情報キャッシュ機能が実装される(= BugTrack-wiki/317 の修正が適用される)ので、BugTrack-plugin/69：権限がなく参照／編集できなかったページにログイン後移動するパッチを使用している場合には、plugin/admin/Login.pm に delete $wiki->{'login_info'}; の追記が必要になります。詳細は、BugTrack-plugin/69 のぐうますのコメント(2008年12月29日 08時34分51秒)をご参照ください。